100年に1人の天才と呼ばれる神田松之丞(かんだまつのじょう)
神田松之丞とは、現在講談を盛り上げている講談師です。
この講談師である神田松之丞が現在、業界を含め大変注目を集めている話題の人であり、「100人に1人の天才」、「講談の超新星」、「講談の風雲児」と多くの呼び名が付いているほどです。
神田松之丞の講談チケットは即日完売となっており、その人気は世間を大きく揺るがせています。
講談とは?
そもそも講談とはどのようなものなのでしょうか?
講談(こうだん)とは、日本の伝統芸能のひとつ。 演者は高座におかれた 釈台 ( しゃくだい ) と呼ばれる小さな机の前に座り、 張り扇 ( はりおうぎ ) でそれを叩いて調子を取りつつ、軍記物(軍記読み)や政談など主に歴史にちなんだ読み物を、観衆に対して読み上げる。
引用元:Wikipedia
講談とは江戸時代から続く伝統芸能、演芸の一種です。
しかし同じ演芸である落語と比べて、難しいイメージが先行してしまう講談は、徐々に入門者が減っていき、一時は絶滅危惧種とも言われていた演芸です。
そんな講談にもう一度注目を集めさせたのが、まさに講談師・神田松之丞なのです。
なぜ神田松之丞は天才なのか?その理由は?
ではなぜ神田松之丞が100人に1人の天才と呼ばれるのでしょうか?なぜ神田松之丞の講談がそこまで人気となっている理由はどこにあるのでしょうか?
神田松之丞が天才と言われる理由1)講談えほんの販売
一見堅苦しいイメージを持つ、講談。
そんな初めはとっつきにくい印象を持つ講談ですが、神田松之丞はその固いイメージをある手段で崩しました。
それが「講談えほん」という存在です。
元々慣れ親しんだ物語を講談という目線で写し出した講談えほんは続々と売れており、非常に人気となっています。
この講談えほんを販売するにあたって、その前にお笑い番組である、フジテレビのENGEIグランドスラムに神田松之丞が出演した事が決め手になった事を神田松之丞はコメントしています。
人気お笑い芸人めあての若い女性たち相手にやったのが、今回刊行された中にも入っている「山田真龍軒(寛永宮本武蔵伝より)」。ドッカンドッカン受けてました。そのとき、「あ、これはイケるかもしれない」って思ったんです。これ、子どもにウケるんじゃないかなって。
引用元:現代ビジネス
そんな中で、実際に固いイメージがあった講談と絵本を組み合わせた講談えほんを作り出したのが神田松之丞が天才と呼ばれる一つの所以になるんでしょう。
神田松之丞が天才と言われる理由2)講談が映像化する
神田松之丞は講談について、本は売れなくなっている時代だが、物語自体は今も求められているという風にコメントしています。
神田松之丞は物語の面白さを講談で伝える事が出来るということですね。
実際に講談えほんの作家をした石崎氏はこう語っています。
松之丞さんの講談を聞くたび、「これは映画だなあ」って思うんです。非常に情景描写がうまいので、頭の中にぱっと映像が浮かぶ。そして、彼が読んでいくうちに頭の中の映像も動き出す――。
現在ビジネス
登場人物も実在の人物だったりしてリアリティがあるわけですが、松之丞さんの講談は、情景描写も心情の描き方も緻密だし、複数のキャラクターの演じ分けがていねいではっきりしているので、上質な映画、ドラマを見ているような感覚にさせてくれるんですよね。
現代ビジネス
このように神田松之丞の講談は、頭の中で映像を想像させてくれる、大変質の高い話ということになります。
神田松之丞の講談自体の質が非常に高いということも、天才と言われる一つの所以になるのではないでしょうか。
ラジオ番組でも人気のある神田松之丞
神田松之丞は自身がパーソナリティを務めるラジオ番組もしています。
講談師ということもあり、芸能界でも爆笑問題・太田光を含む多くの業界人にも人気があります。
講談と神田松之丞独特の毒舌が大変人気ですね。
神田松之丞の天才と言われる理由についてご説明しました。
神田松之丞が天才と言われる理由、まとめ
神田松之丞は、絶滅危惧種とも言われた講談とえほんの斬新な組み合わせを実行。
そしてその話し方自体が、聞く人の脳内に映像を映し出すような魅力的な講談をするという事が100人に1人の天才と言われる所以なのでしょうね。
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