ブラック企業大賞、その基準は?
例年、年末に行われるブラック企業大賞、令和初となるブラック企業大賞2019の大賞が決定しました。
ブラック企業に選ばれる基準として、ブラック企業大賞の実行委員は以下の基準を提示しています。
労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いている企業
パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)
引用元:Buss Feed News
ブラック企業大賞2019に選ばれたのは三菱電機、その理由は?
今年のブラック企業大賞にノミネートされていたのは、株式会社日立製作所や、株式会社ジャパンビバレッジ東京、更には財務省もエントリーされていました。
そんな中、大賞となったのが三菱電機です。
ブラック企業大賞は三菱電機、その理由?
三菱電機が選ばれた理由して、BussFeed Newsでは以下のように記載されています。
男性社員5人が長時間労働が原因で精神障害や脳疾患を発症して2014〜17年に相次いで労災認定されていたことが発覚。5人はシステム開発の技術者か研究職で、そのうち2人は過労自死していた。
引用元:Buss Feed News
2016年2月に過労自死した男性社員は、亡くなる4カ月ほど前から法定時間を上回る残業がそれ以前の約5倍に急増し、月80時間前後の残業が続いていた。ただし、裁量労働制が適用されていたため「残業」 扱いにもなっていない。
引用元:Buss Feed News
別の技術者の男性社員(当時28歳)は、2012年8月に過労自死。 担当したシステム開発プロジェクトの完成が予定に間に合わず、遅れを取り戻すために月100時間を超す長時間労働が数カ月続いていたという。
引用元:Buss Feed News
記事を見ると、ブラック企業に選ばれた理由が、かなりブラックな事がわかります。
過労自死が起きているにも関わらず、その後も長時間労働が起きている仕組みは変わらなかったのでしょうか?
なんと三菱電機は今年で2年連続でブラック企業大賞を受賞しています。
2年連続でブラック企業大賞を受賞するのは三菱電機が初との事。
過去のブラック企業大賞受賞した会社は?
- 2018年)三菱電機
- 2017年)株式会社引越社・株式会社引越社関東・株式会社引越社関西
- 2016年)株式会社 電通
- 2015年)株式会社セブンイレブンジャパン
- 2014年)株式会社ヤマダ電機
- 2013年)ワタミフードサービス株式会社
- 2012年)東京電力 株式会社
過去のブラック企業大賞を見ると、大手の会社が名を連ねていますね。その理由は様々ですが、連続受賞していないところを見ると、対策をしているのかもしれません。
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